此のところ急激に気温が高くなったため風が吹くと桜の花びらがひらひらと散り始めまるで舞台の演出のように
見事です。また新芽の鮮やかな緑と相まって薄桃色がより際立って見えます。
さて前回のつづきですが、しばらくすると‘サツキ’から‘大菊’へと関心が移り、また近所に同年代の友達ができた
こともあって、二人で菊造りに励む日が続きます。

厚物・管物・一文字・大掴みなどの花の種類があることを知り、三本仕立て、福助という仕立て方をやってみようと
挑戦しましたがなにせ子供がやることですので、上手くいく訳がありません。
秋には二人でバスを乗り継いで展示会を観に行ったのを覚えています。
この頃、近くの雑木林にヤマユリを探しに行ったり今は冬に楽しむことがすっかり定番となったアマリリスを植えてみたりと、
いろいろな花や植物に二人で出会いました。
その友人も約30年前人生これからという時に突然他界してしまいました。

私が花好きになったのも今までずっと続いているのも、あの時友人と過ごした日々があったからこそなのです。
そしてこの季節になるとあの時代の頃を思い出すのです。
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